塩津-1(和歌山県海南市下津町塩津) 07.04.10 |
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塩津1-1 18キップが使える最後の日は和歌山方面に行くことにした。一昨年、桜の季節に黒江に行ったことがあり再度と思っていた。しかし、この春は港町シリーズでスケッチをしてきたので港町を描きたい気分もあった。 こういう時は古い町並み好きのホームページにアクセスするのが便利。「古い町並みを歩く」から見つけたのがこの町、下津町塩津。載せられている写真を見ると港町らしい傾斜地に建つ集落、昨年行った三重県九鬼に似ているなと思い、とにかく行ってみることにした。 大阪7:30→和歌山9:02着→加茂郷9:41。 塩津への道を近所の人に尋ねながら、何とか塩津の町に着いた。 この絵は最初に描いた絵。 港は北側に開かれていて、この絵は東側の高台から描いた。実は背後の山は桜が咲いていたのだが、桜を描き込むと山の部分が目立ちすぎる気がしてかなり抑えた表現にした。 |
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塩津1-2 東側から俯瞰した絵を描いたあと、町の中心部に下る。途中の崖地に張り付いた家並みも路地もなかなか面白い。 酒屋のところでワンカップを買い、そのあたりをうろつく。今度は西側から俯瞰した絵が描きたくなり町の人に見晴らしのよいところを尋ねると「先日も画家の○○さんがお寺の上の階段のところから描いておられた」という話を頼りに登っていったが道を間違えたようで、最初に道を尋ねたところにでてしまった。 西側の丘の方に行きたいのだけどと尋ねると、そこにいたおじさんが「車に乗んなさい、連れて行くよ」と小学校の少し下の西側の丘まで車に乗せてもらった。そこから描いたのがこの絵だ。 実はこの絵の右手の海が一部埋立てられている。 おじさんの、昔は砂浜でアサリもよく採れたんだ、という話を思い出し、埋立ては撤去し元の海に戻しておいた。 その上側に線路がありトンネルから出てきた列車が何度も通り過ぎるのでそれも描き込んでおいた。 また、実は山は桜が満開でみどりの若葉の中に咲き乱れている。 じっと見ていると赤や緑を散りばめたくなるが、先日の真鍋島の失敗もあり、「山を描いているのではない。家並みを描いているのだ!」という気持ちを強く持ち、山の表情はぐ〜っと抑えた表現にした。 |
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塩津1-3 東側から俯瞰したあと、かっては通学路だった小学校の校庭のところを通って極楽寺の上のところへ行く。絵描きさんが描いていたというのはこの場所のようだ。確かに、なかなかよい風景だ。その周りをうろついたが、ここがスケッチポイントとしてはいいなと思い階段のところから3枚目を描く。 この絵は現地では鉛筆のみで着色は家でした。手前の建物の間をいろんな人が通る。どうも下の町と丘の上を結ぶメイン通路のようだ。通路の右手には郵便局のマークがついていて、「わかもの」の看板もあるので昔は郵便局があり薬局もあったのかもしれない。 |
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