春日 (大阪府吹田市)
2020.04.18〜25


春日-1
 新御堂筋と北大阪急行電鉄が高架で走っていてその西側に服部緑地公園がある。ここ春日はその間に挟まれた区域だ。わが家は新御堂筋の東側で、ほんの10分も歩けば行けるところだが絵にしたのは初めてかもしれない。この絵の左手に1600年代に開基した西照寺という小さなお寺があり、そのあたりには立派な茅葺の家や蔵のある家が結構ある。しかし、過っては畑や田んぼだったのだろうが街路沿いに新しい2、3階建の住宅が建っていて絵の対象とは思っていなかったのだがコロナ騒動で毎日のように公園に散歩に行き、すぐそばの春日にも時々足を運んでいる。そんなことで少し興味を持ちはじめ絵にしてみようかと思い何枚か描いてみた。この絵の正面に竹藪を描き込んでいるがそこが服部緑地公園だ。

春日-2
西照寺のある小川沿いに北の方に歩いて行くと、西側はほとんど新しい戸建や集合住宅だが東側・新御堂筋側には古い民家が結構残っている。この絵のように細い路地の奥には立派なお宅が結構ある。

春日-3
 この絵でもわかるように傾斜地で路地沿いに立派な農家と思われる家が結構ある。そんな集落の歴史の一つを知るような石碑と立看板が新御堂筋から西北に入る道沿いにある。
 それによると、1921(T10)年に千里山まで北急が開通、交通の便がよくなり千里山は発展した。それをみてここ春日も村の発展のためにと下新田から千里山へつなぐ道路900mを村独自で土地や資金を確保し、日夜の勤労奉仕、人力で道を整備し1931(S6)に完成させたとのことだ。
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