銀杏並木の御堂筋(大阪市)
2019.12.8〜12.16

御堂筋向いから大丸百貨店方面を 銀杏並木の御堂筋-1 
 この日は道頓堀にある画材店に行くのが主目的だったのだがお休み。12月の悠彩会のスケッチ会集合場所が大丸前ということでスケッチポイント探しを兼ねて行ってみた。この絵は向いのホテルの広場から9月末にオープンした大丸心斎橋店本館の方を小さな紙に描いたもの。

御堂筋から北の方を 銀杏並木の御堂筋-2
 長いあいだ絵を描いているが御堂筋を描いたことが全くないことに気付いた。御堂筋は大阪を代表する幹線道路、イチョウ並木は大阪のシンボル的な歴史的景観、また、「雨の御堂筋」、「黄昏御堂筋」など歌謡曲でも唄われている代表的な通りなのに・・・、しかも、長い間御堂筋沿いのビルの中でサラリーマン生活の大半を過ごしたのに描いたことがない!そんなことで悠彩会のスケッチ会で描いたもの、その後追加して描いたものを「銀杏並木の御堂筋」というタイトルで載せることにした。
 上の絵は悠彩会月例スケッチ会で何人かがこの分離帯から描いているので多少躊躇しながら椅子を取り出し描いたものだ。ここから描くと銀杏並木も大丸や周辺の建物も描けてなかなかよいアングルだ。

御堂筋から南の方を 銀杏並木の御堂筋-3
 1枚目とほぼ同じところに座って南側、難波の方描いてみた。三角形の建物、円筒のような建物があったり北の方と違った雑踏感のある街並みだ。
 御堂筋の街並みは淀屋橋から心斎橋までは事務所ビルが多いこともあって整然とした街並だが梅田界隈とここ難波あたりは雑踏感がありビルを描いていると結構楽しい。
 昼食は東心斎橋のにし家で、参加者が10名と少ないこともあって一部屋に一つのテーブルを囲んでの雑談をしながらの昼食だった。

御堂筋から梅田を 銀杏並木の御堂筋-4
悠彩会スケッチ会で御堂筋に座り込んでミナミの心斎橋や難波の方を描いた。その連続でキタの梅田や淀屋橋の御堂筋を描いておこうと思いカメラをもって翌々日に出かけた。
この絵は御堂筋の分離帯中央から描いたもので、正面が阪神百貨店・阪急百貨店で見えないが左手にJR大阪駅がある。

淀屋橋近くから南を 銀杏並木の御堂筋-5
 この絵は淀屋橋から南の方を描いたもの。実はここから南は当初から銀杏並木だったそうだ。銀杏並木は昭和8年から植えられたが、過っては大阪駅前から市役所南の大江橋まではプラタナスで、ここ大江橋から南が当初からイチョウだったとのこと。
  久しぶりに淀屋橋から船場あたりまで歩いたのだが、ビルの形態が変わっているのびっくり。過ってはこのあたりから本町までのビルの高さは100尺(31m)で統一されていたがどうも最近軒高制限などが変わったようでポケットパークのある超高層ビルがあったり、南御堂さんの上にはホテルが乗っかっていたり・・・。

淀屋橋近くから北の方を 銀杏並木の御堂筋-6
 この絵は淀屋橋近くから北の方を描いたもの。正面を横に走っているのが阪神高速道路、御堂筋はその向うのビルあたりから大阪駅への道と千里中央の方に行く新御堂筋に分かれる。僕はその通称「新御(しんみ)」のそばに住んでいるのだがやはり銀杏並木だ。 「チコちゃんに叱られる」をみてると、全国どこでも街路樹として銀杏並木が多いが、その理由は銀杏が火に強いからだとのこと。そうなんだと思いながら見たのだが、このシリーズで初めて銀杏並木を描いたのだが東洋特産の木だし季節感がありなかなかいい街路樹だなぁ〜と思った。 この絵で今年は最後、良い年をお迎えください。
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