高槻・原 秋
2019.10.03

高槻・原 秋-1
 この日の天気予報は昼から雨だったので朝のうちに描こうと思って出かけた。JR高槻駅からバスで上の口に行くのだが結構乗客が多い。しかも通勤者ではなく中高年の方々が乗っている。多分は病院に行く方々なのかなあと想像しながら乗っていった。
 前回は枚方亀岡線の東側を中心に描いたので今回は浄圓寺のある西側の方を描くことにした。この絵は黄色く重くたわわになった稲穂の田んぼの中から北側の方を描いてみたもの。

高槻・原 秋ー2
田圃から浄圓寺の方をみると何人かの人が立ち話しているのが見える。スケッチに来ている人かなあと思って上ってみるとお寺の住職さんらだった。挨拶をして階段のところに座って描かせてもらった。
東の方をみると黄色く実った稲穂が美しく広がっていて美しい。中央少し上に横に木々があるところが芥川だ。原は過っては「寒天の里」として知られていたようでその手前左手の大きな建物が寒天小屋だ。

高槻・原 秋-3
浄圓寺を降り、そのそばの道から田んぼの中を東の方に歩いて行った。そこから振り返って道沿いの集落の方を描いてみた。

高槻・原 秋-4
田圃の中で描いたあと、かなり以前のことだが村の方とお話をしていたら指さして「あの寒天小屋をよく描きに来られますよ」と言われたのを思いだし行ってみた。
なかなか趣のある鄙びた小屋で手前にはコスモスの花が咲いていて、やや女々しい風景かなあと思ったりしながら描いたのだが広がりがなく失敗したので途中で止めた。この絵は後日写真を見ながら小さな紙に描いてみたもの。
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