通天閣 (大阪市浪速区恵比寿東)
2015.05.27
 
通天閣-1
この日は近場でスケッチしようと思ったが思いあたらない。日かげがあっていいところと思いついたのがここ通天閣。2012年にカレンダーの企画でスケッチした以来のことだ。
その時も、以前と変わって若者が多いのに驚いたが、今回はさらに外国人観光客も加わり雰囲気がどんどん変わっている。
 電車を降りてジャンジャン横丁を歩くと老人の集まりの碁会所、将棋のところもほとんど客がいない。串焼きの店はカウンターにたくさんの若者が座っている。街全体が過っての少し怖いような労務者の集まるところというイメージは非常に少なくなっている。
 この絵は日影があって涼しい大階段に座って描いたもの。
描いていると、この近くに住んでいるという男が話しかけてきたので描きながらの雑談となった。絵が好きなようで天王寺の市立美術館にもよく行くそうだ。お金がかかるかと思ったら市発行のカードがあってそれを持っていれば高齢者(彼は65歳)は市の施設は無料だとのこと。過っていた労務者は最近は景気のよい東京にみんな行ってほとんどいない、また、この絵に描いているフグのづぼらやは客が少なく若者は串やきへ行き。過っての面影はどんどん減っていると言っていた。

 通天閣-2
次に何度も描いている天王寺公園側に行ってみる。こちらは以前からの芝居小屋や映画館がありほとんど変わっていない。それでも、芝居小屋に入る人もいて雰囲気も少し変わったような感じもする。

 
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