仁和寺遠望、嵐山(京都市右京区)
2012.05.07


仁和寺遠望 
ゴールデンウィークも明け観光客も少なくなっただろうと思い、先日与堂さんが描かれた絵で知った仁和寺遠望図を描きに行った。
嵐山から京福電鉄に乗り御室仁和寺駅で降り地元の方に登り道を教えてもらう。登り道は階段状になっていてカートに乗せた絵道具類を持ってではかなりきつい。なんとか双ヶ丘の最高地点の一の丘にたどりつきそこから仁和寺方面と与堂さんの描かれた風景がある。
大判を広げ、描きはじめると与堂さんの絵が脳裏にちらつき、かなり似た感じの絵になってきた。
駅のところでペットボトルに入れた雨水で着色もする。着色していると近くにお住いのほぼ同年齢の方が話しかけられ雑談をしながらの彩色だ。
(地図を見ると「雙ケ岡」と書いてあり古くは雙ケ岡と書いたようだ)
その後山を降り仁和寺に行ってみる。一の丘から見えた五重塔が気になって近くに行くと右の写真のように非常に美しい形なので描いてみることにしたが山登りの疲れもあってか集中力がなくなり途中でやめて帰ることにした。



仁和寺の中を見たあと嵐山に引き帰した。3月22日に来た時と違って新緑が鮮やかだ。その時とほぼ同じところ描いたが、手前の桂川の中の草は黄色から若草色に。山の色も赤っぽい色から若葉色に変っている。

 作品リストへ  次へ