湯 浅 (和歌山県湯浅町)
2012.04..06
 
  駅前のみかん問屋 橋爪商店
今年の春の18切符スケッチはすべて滋賀県にしようと思っていたが天気予報を見ると雪、雨、寒だ。あきらめて桜満開の和歌山方面に変更した。塩津は毎年行っているので久しぶりに湯浅に行くことにした。
2009年に来たときは気づかなかったのだが、ガイドマップをみると北町あたり6.3ヘクタールがは2006年12月に重要伝統的建造物群保存地区に選定されていた。
上の絵は駅前右手にある紀州有田みかんの問屋だ。派手にみかんを並べ背後の建物はクラッシク。なんとも絵になるし面白い。描くのは帰り道しようと思い北町の方に行く。
だからこの絵は最後に描いたものだが和歌山らしいかなと思い最初に載せることにした。

 
北町通り-1
駅からぶらぶらとスケッチポイントを探しながら歩く。北町通を中心に歩いたが一番絵になるなあと思ったのがこの辺りだ。北町通は道が直線ではなく少し曲線になっているため空間展開リズムを感じさせる。直線の道とは違う魅力がある。
電信柱がありそれが魅力だ。とくにこの辺りは都会の電柱よりもシンプルな電柱が多いのでさらに魅力的だ。
ただ伝統的建造物保存地区になったので、いつか電柱がない方が良いと美しいと軽薄なプランナーが言いはじめるんじゃないかなあと思ったりしながら描き込んだ。江戸時代に戻そうなと思わず昭和に戻そうという気持ちで修復してほしいものだ。

 
北町通り-2
 
大仙堀側から醤油醸造「角長」あたりを
 
北町通り-3
町通に北町ふれあいギャラリーがある。描いていると若者のギターを弾きながらの歌声がする。聞いてるとこの町をテーマにした歌だ。若者が歌う、この街に活気が出てきているんだなと思ったりした。
 
北町通り-4
この日は大きい絵以外は万年筆で描いたがこの絵は鉛筆で。こんなのばかりでいいかなと思ったりもするが小さな紙に短時間にスケッチするのも結構楽しいものだ。

 

北町通り-5
 北町通り-6
 
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