関ヶ原・柏原・米原

(岐阜県・滋賀県)
2012.04.08
 
関ヶ原
僕の悪い癖でついつい同じスケッチポイントに行く。それはそれで好きなところを描くのだからいいのだが、この日は知らないところに行こうと思い、一度も降りたことのない米原→柏原→米原に出かけた。
関ヶ原は調べもせず古戦場として有名だということだけで降りた。古い街並みがあるかなんと駅の近くの中山道を歩いてみたが見つからない。その中で壁に「宮内庁ご用達、関ヶ原たまり」などと書かれていて煙突があり板塀の建物などがいくつかの建物群があった。とにかく来た記念にと思い描いた。立派な醸造所なのでNETで調べてみたが写真があるのみで詳しくはわからなかった。

柏原 中山道-1
JR柏原駅プラットホームからは雪の伊吹山が見える。この時間帯は無人駅のようで誰も降りないし駅員もいない。
中山道を西の方に歩く。少し高低があり変化があり山も見え、平行して国道21号が走っているためか車も少なく、家並も美しい。柏原宿歴史館のそばの喫茶「柏」でそばを食べる。
そこでもらった散策マップに書かれていた天保15年の柏原宿は、宿場の長さ13町(約1.5km)、戸数344軒、人口1468人とある。本陣、脇本陣、問屋場5、旅籠屋22などがあった(天保15年)。

上の絵はそこから少し西、南北をつなぐ交差点のところに火の見やぐらがあったので通りすがりのおばあちゃんとお話をしながら描いてみた。

 
柏原 中山道-2
 
柏原 中山道-3
 

柏原 中山道-4
 
米原市米原
柏原から米原に引き返す。米原駅あたりの地図を見ると、西口駅前には平和堂などの商業施設が立地し、その西側に市役所、小学校、中学校がある新しい中心地だ。東口側の町名は「米原」で中山道沿いの東側には神社・寺あり、かっての中心地のようだ。
この絵のコンクリートの建物は医院、右手の道沿いには呉服店の看板がかかっているが店は開いていない。
どの都市でもあることだが鉄道や道路で分断され取り残された街だ。

 
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