近江八幡 円山町あたり(滋賀県近江八幡市)
2011.03.31

大震災でスケッチをしようという気持ちが薄れたがこれじゃあいけないなと思い恒例の18切符を使って遠出のスケッチすることにした。
この日は春先の水郷を描いてみようと近江八幡に行く。当初はよく晴れていて暖かかったので大判(F10号)を広げ描きはじめた。しかしだんだん風が強くなり寒くなってきた。鉛筆の段階でカメラに納めて家で着色しようとカメラを探したが忘れてきている。仕方なく風の中で着色した。
手前の黒いところは葦を焼いたあとだ。当初は焼かない前の色にしておこうかなどとも思ったが、震災のことをふと思い、黒く焼かれた焼け野原になっても新しい芽がでて育つ、そんな気持ちで黒く塗った。
その後もスケッチポイントを探して歩いたが寒さで気分が載らずメモスケッチを数枚しただけで早めに帰ることにした。
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