安土 滋賀県安土町
08.08.18

最近はどこに行こうか思案することが多く、昔買った雑誌類から行き場所を探している。その中に安土城跡から西の湖を望んだ写真が載っているのを探し当て、その写真を頼りに18キップを使っていくことにした。
駅に着くとガイドマップを探したがまだ観光案内所が開いておらず駅前の貸し自転車で教えてもらって20分程度歩く。総見寺が管理しているらしく500円で入城。安土城跡に登るには400段の階段、総見寺の三重塔なら緩やかな横道からと教えてもらった。しかし、そこから二王門までもきつい階段、さらに三重塔まで登る。せいぜい50段か100段程度なのだろうが登るだけで疲れ果てた。
そこから描いた最初の絵がこの絵。実際に見える景色よりも少し上から見た感じで、また、1ヶ所からはこれほど広がりが見えないので左右に移動しながら描いた。水面はオーロラの動きのように突然変化する。

こんなにしんどい思いをして登ってきたのだから、1枚で帰るわけには行かないと思いもう1枚木炭紙に描くことにした。
最初の絵は少し高い位置から見た感じでしかも左右に移動しながら描いたが、この絵は一ヶ所から正しくみた感じで描いた。
西の湖の上の左端の山が近江八幡のロープウェーのある八幡山だ。

2枚描いたあと来たときと同じルート、階段を下りて帰ることにした。
なぜこんな急な階段にしたのか知らないが下りも結構きつい。この階段を登ったのだという記念に二王門を見上げて描いたのがこの絵。
よくみるとなかなかよい門だ。
入場したときもらったガイドマップによると、棟木に元亀2年(1571)7月甲賀武士山中俊好建立とある。また、門内に置かれている金剛力士像は信長が天正年間に甲賀から移したもので、建物も像も重要文化財。

お城を降りたあと、今度は田圃の方から描いてみようと歩く。暑いし日陰がない。やっと見つけた木の下で描いたのがこの絵。
山の中央あたり描きこんだのが総見寺の三重塔だ。
この絵を描いた後、スーパーの中のマクドナルドでハンバーガを食べ、教えてもらった古い町内や駅西の方などかなりも歩いたがあまり古い町並みも残っていない。山登りで疲れたし、少し早い時間だけど引き上げることにした。
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