富田林
08.09.24

絵をパソコンに取り込む方法は、いつもはバルコニーに出て窓ガラスに絵を貼ってカメラに納めパソコンに取り込むという方法をとっている。昨日はあいにく雨でできないため、スキャナーを使って取り込むことにした。そのため僕の安物スキャナーでは大判は取り込めない。そんなことでこの絵は、大判を描いたあと雑書きしたものだ。
10分程度で気楽に鉛筆で描くと気分は楽だし、鉛筆の走りもよい。僕にはこんな方が精神的には向いているのかもしれない。

この日はTさんFさんを案内しての富田林だった。陽射しが強いので東西の道を選び、少し道が曲がっていてバニシング・ポイントが少しずれてくるので面白いかなと思い、旧杉山家のところを描くことにした。
案内した側としてはどうしても丁寧にというか忠実に描こうとするのでついつい固い絵になってしまった感がある。

これも雑描き。杉山家のある通りで橋本家などのある東側をみたものだ。
話は変わるが、寺内町・富田林は府下では最もよく保存されているところだろう。奈良の今井町もそうだが、ちゃんと生活の場としてあるのがよい。絵を描いているところの傍に保育園があり子どもたちが声が聞こえる。西側にある小学校からの帰り道の子どもたちが覗き込み話しかけてくる。子ども達は絵を描かれている町に誇りを持っているかも知れない。
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