通天閣 
08.04.29 06.20
(osaka30)

尻無川のスケッチはまだ2枚続くのだが、左側では新世界で撮った写真を載せているので、先行して通天閣のスケッチを載せることにした。
1枚目はつぶれて身売り中のフェスティバルゲートの階段から描いたが、この絵は動物園側から描いた2枚目のものだ。
右手の浪速クラブからは演歌がスピーカーから流れている。この絵には描きこまなかったが、右手の建物(国際劇場?)の前では数人の男が将棋を路上で打っている。しかも、僕の描いている上には高速道路が走っていてションベン臭い。全くの新世界だ。
この前描いたのは05年4月29日、今回は丁度3年ぶりということになる。
しかし、その間にこの辺りの人通りも明るさも一変した感がある。ごく普通の人たちがジャンジャン横丁のカウンターに座っているし、道頓堀辺りの光景とほとんど変わらないものになっている。
じっと座って描いていると昔の情景が見えてくるが、普通に歩いているだけでは、労務者が多くて、汚くて、ちょっと恐そうな昔の光景はほとんど感じなくなった。
退屈でどこに行こうかなと迷っている人は一度行ってみてください。

この絵は最初に描いた絵だ。動物園前で降りてジャンジャン横丁を通ると、3年前と客層が全然違う。ごく普通の人たちが極普通にカウンターで食事をしている。ジャンジャン横丁を抜けてもカラッと明るい。まずは3年前と同じフェスティバルゲートの階段ところから描くことにした。賑わいの雰囲気が出るように、前の時よりも少し視線の低いところから描いてみた。

この日(6月20日)は海遊館をスケッチするという予定だったが、どうも雨らしいということで、急きょ通天閣に変更した。
いつも描いているところだが、フェステバルゲートの大階段のところには屋根が架かっていて雨でも描けるということで決めた。
街の中に通天閣が見えているという感じで描こうと思っていたのだが、正面に大きく通天閣が見える絵になり、失敗した。
途中雨が降ったり止んだりだった。正面の道に座り込んでスケッチされている方がおられた。今頃は通天閣ばかり描いているとのことだ。晴れていればもっと町の中に入り込んで描けばまだまだ面白い絵になる気もした。



さほど変わりばえしないがこの絵は紙を縦にして描いたもの。
この絵の中に描かれている「づぼらや」やこの新世界が発祥の地だ。
描き終わったあと新世界の中をぶらつたが、以前よりは明るくなった。また、売っているものを見ても購買対象が違ってきているようだ
(6月20日)
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