大阪キタ(大阪市)
2019.01.04〜01.12

大阪駅あたり 大阪キタ-1
 昨年末に大阪ミナミをテーマに描いた。そうなると大阪キタを描いてみようかと思い引き続きカメラをもって出かけた。上の絵は最初に描いたわけではないが師走から新年の雰囲気が出てるかなあと思って載せてみた。
 正面スペースフレームの大屋根のところが大阪駅、左側のビルが大丸百貨店がはいっているアクティで手前が阪急ゾーンだ。大阪駅周辺は歩道橋と地下街で他の街区と結ばれているのが特徴だが、ここだけは地上の歩道を大勢の人たちが歩いている。

ヨドバシカメラ傍から南方面を 梅田キタ-2
 上の絵はJR大阪駅の北側にあるヨドバシカメラの傍から南方面を描いたもの。中央左右のデッキが大阪駅と阪急電車を結ぶ歩道橋、その奥左手がJR大阪駅。また、道路の下には地下鉄御堂筋線梅田駅があり、このあたりは交通の結節点ということもあって歩道橋はいつも大勢の人が行き交っている。
 話は変わるが、正面に双眼鏡のような2つ眼の塔が立っている。地下鉄などもあるので地下施設の吸排気口なのかと思って調べてみると違っていた。実は高架下の道路の換気用として昭和50年(1975)に設置されたものだが最近は空気もきれいになり換気を停止していて使用してないとのことだ。

大阪駅3階南北連絡橋から西方面を 大阪キタ-3
 JR大阪駅の改札口は以前は1階のみだったが3階の南北をつなぐ連絡橋ができてから改札口が設けられ大勢の人が行き交っている。この絵は改札口の反対側・西側の方を描いてみたもの。下は列車が次々に出入りし大勢の人が乗り降りしている。また上にはトラス状の巨大ドーム屋根がありその隙間から街の建物が見える。

曽根崎新地 大阪キタ-4
大阪ミナミで飲み屋街を描いたのでキタでも飲み屋街を描いてみようかと思い、ひさしぶりに曽根崎新地の方に行ってみた。北の飲み屋街と言えば新地本通なのだろうが昼間に行くとなんとなく絵になりそうでもない。そんなことで、過ってよく行ったジュンク堂書店の入っているビルへ行く通りを描いてみた。

堂山町あたりの路地 大阪キタ-5
御堂筋の東側にあるお初天神に行ったが新春の準備中で絵になりそうでもないので堂山町、中崎町の方にぶらぶらと歩いて行ってみた。このあたりを歩くのも40年以上前のような気もする。上の絵は堂山のアーケード街近くの路地を描いてみたもの。新地あたりと違って庶民的な雰囲気がある。

中崎町-1 大阪キタ-6
堂山町をこえてその北の中崎町の方に行ってみた。 中崎町は戦災の被害を免れたこともあって戦前の建物や狭い路地に木造の建物が密集している。最近はそんなレトロな雰囲気が注目され町屋を改修したカフェや雑貨店などもできはじめ若者や外国人の観光客も訪れる街になっている。
 大阪一のターミナル梅田に近接しているにもかかわらず今でも低層木造密集地区でなつかしい雰囲気をつくっている1つの要因がこの絵の正面にあるJR東海道線の高架によって分断されているためだろう。

中崎町-2 大阪キタ-7
 中崎町の中のメイン道路の道幅はせいぜい5、6m程度だがそこから細街路に入ると都心近くの街とは思えないようなこんな路地がたくさんある。

曽根崎新地あたりから御堂筋北の方を 大阪キタ-8
大阪キタと称しながらお初天神の絵がないのがなんとなく心残りだったので曽根崎新地であった悠彩会の新年会のあと行ってみた。上の絵の左手が曽根崎新地で御堂筋の北の方を描いてみたもの。この絵の右手奥にお初天神がある。

お初天神 大阪キタ-9
 通称「お初天神」で知られるこの神社の正式名称は露天神社(つゆのてんじんしゃ)。この神社の境内であった心中事件を題材にした人形浄瑠璃「曽根崎心中」からそのヒロインの名前「お初」にちなんで「お初天神」と呼ばれるようになったそうだ。この絵の背後にはアーケードの商店街があるが、僕が大阪に来たころは「曽根崎センター街」と呼ばれていたと思うが今は「曽根崎お初天神通り商店街」という名称になっている。
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