谷町6丁目界隈
(07.05.08)

少し古い「大阪人」という雑誌を見ていたら空堀商店街を特集している。そういえばその辺りは行ったことがないなあと思い、小さなスケッチブックをもって出かけた。
朝早かったが商店街は活気に満ちている。近所の人なのだろうが店の方とお客で会話が弾んでいる。僕の住んでいるあたりは商店街はなくスーパーばかりなので、こういう雰囲気は羨ましい。
商店街をぶらついたあと路地裏の覗いたりする。戦後の長屋がコンクリートのアパートの間に残っている。
この絵は空堀商店街の北側。大阪では珍しい高低差のあるところ。座り込んで描いていると近所のおばさんが覗き込む。この辺り、絵を描きに来る人が結構多いとのことだ。


上の絵を描き終ったあと谷六中をうろつき長堀通まででた。向いの安堂寺町の方を眺めると階段が見え、大きな木がその中に植わっている。また、お地蔵さんか何や赤い社のようなものが見える。
なかなか面白いのでそこに座り込んで描く。
信号待ちのオバサンが立ち止まり、いつも見ている見慣れた風景なので気づかなかったが良い風景ですねえ絵を見ながら話しかけてくる。この階段はよく使われているようでいろんな人が行き来している。

家に帰ってインターネットでこの辺りを調べると、この絵の左手の空き地にマンションかなんかが建っていたようである。そのときはきっと上の方まで見えなかったらしい。
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