高槻・原 秋 (高槻市)
2017.10.10

高槻・原 秋-1
 原には今年5月31日、ちょうど田んぼに水が張られたばかりの時にスケッチにきた。大阪は稲刈りが早いようなので稲穂はないかと心配したが、とにかく行ってみることにした。JR高槻駅からバスに乗り上の口まで。バス停からほんの少し歩いて5月末に描いた府道6号線の沿いの同じ空き地にでると秋真っ盛りだ。

高槻・原 秋-2
空き地のそばの道を下り原の集落に行く。ふと左の方を見ると木々の中に赤いトタン屋根の家があり、なんとなく気になって田んぼのあぜ道に座って描いた。傍では農家の方々が稲刈りをされている。地図で確認するとこの絵の右手背後が芥川マス釣り場のようだ。

高槻・原 秋-3
 
芥川を渡ったところで農作業をされている方と立ち話をしていると、南の方にある橋を指さしてあのあたりからよくスケッチをされていますよとのこと。早速、川沿いに歩き橋のそばからスケッチしてみた。絵の左手の芥川の河原では何人の方が釣りをしている。

高槻・原 秋-4
 
南北方向の山裾に原の集落がある。上の絵はその集落を南北に通る道から浄園寺の階段を上って東方向を描いたもので、一望でき気持ちよい。
 原地区は概ね山裾に南北方向に集落が形成されていて、その東側に田園がありその東端近くを芥川が流れていて、その向うに山があるような構造になっているのだが、ネットで調べてみると、浄園寺はもともと芥川のほとりにあったが延宝時代(1673〜1681)の水害で当地に移されたとのことだ。


高槻・原 秋-5
 
浄園寺から少し北の方に行き、田んぼの中の道端から北の方を描いていみた。農作業を終え昼食に帰って来られたのか、二人の方がおしゃべりをしながら通られただけで静かでのどかな中でのスケッチだ。

高槻・原 秋-6
 浄園寺近くから北の方に歩いてゆき今年5月にスケッチに来た老人憩いの家近くまで行き、南の方を向いて描いてみた。
、その後、府道6号線を超え山沿いの道を下って上の口まで行きバスで帰宅した。結局、この日は秋真っ盛りの原集落を一周したような感じだった。
 
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