製鋼所の見える風景
osaka13
 
製鋼所のある風景
これらの絵は、悠彩会の月例スケッチ会で2006年6月10日に描いたもの過っての大阪の代表的工業地帯だったのだろうが、今となれば懐かしい風景である。

製鋼所の見える風景-1
6月の悠彩会スケッチ会で描いたもの。
スケッチ会は毎月別々の人が担当して描き場を選定することになっている。今回は大阪市内ということでNさんが選んだ場所。地下鉄四つ橋線北加賀屋駅から木津川に向って歩き、名村造船という私有地の中から、木津川をはさんで建っている中山製鋼所を描いた。
地図で見ると大正区のこの辺りは製鋼所、セメント工場、造船所など、かっての大阪経済を支えた工場群が建っている場所だ。
製鉄所など第2次産業の建物は、その機能が建物にそのまま表現されていて、アナログカメラのような美しさがある。
名村造船の方に、「いい風景ですねえ」と言ったら、「そうですかねえ、煙や埃が飛んできて汚いですよ、でも火花が飛び散る夜の景色はなかなか迫力がありますよ」、とおっしゃっていた。
それにしても、今頃めずらしいこういう場所を見つけて選定したNさんの眼力に感謝。

製鋼所の見える風景-2
これは2枚目に描いたもの。少し近づいた感じで描いてみようとして描いたが、同じ場所から描いているのであまり変わりばえしない。この日は曇りがちで、じっと空を見ているとグレーの中に赤っぽい色が見えてくる。その空の色を基調にして全体の色付けをしてみた。

製鋼所のある風景-3 千本松大橋 
上の絵を描いたところから北側・上流側に木津川をまたいだ大橋がある。左側の製鋼所のある大正区に渡る橋はこのような車のための橋のみで、東側の地区とは隔絶された工場地帯で、渡し舟があったりする。

製鋼所のある風景-4
これは昼から描いた絵。少し北側を描いてみようと描いたが結果的には1,2枚目とほとんど変わらない絵になってしまった。
作品リストへ戻る 次へ