尻無川から大阪ドームを(大阪市大正区)
 
尻無川から大阪ドーム方面を-1(大阪市大正区)
どこに行こうか思案しながら日曜画家協会編集を冊子を見ていると此花区に大阪市内では数少ない漁港が伝法ある。それなら尻無川と合わせて行こうと思い出かけた。
天気予報をみると台風の影響で曇りとある。真夏は暑いのでチャンスだなと思い出かけた。地下鉄大正駅で下車。最初に描いたのが手前に船があり遠くにドームがみえるという、絵になりやすいアングルを描いてみた。

 
尻無川から大阪ドーム方面を-2(大阪市大正区)
少し川下に行き描いてみた。天気予報は曇りということだったが晴れ。風はあるが強い日差しの中でのスケッチだった。
この絵を描いたあと大阪ドーム(正式名称は「京セラドーム大阪」)の傍に最近できたと思われるイオンモールで昼食をとる。
その後、阪神なんば線で伝法駅に、そこから日曜画家協会編の「新・関西の写生地」で知った「大阪では数少ない漁港と」いう言葉に誘われ伝法漁港に歩いて行く。しかし、行ってみると漁港の周辺はフェンスで囲まれ、船もボートのような船で漁船という感じがなく、暑さもあってスケッチの意欲が薄れ、描かないまま川沿いの堤防を歩いて駅に引き帰した。

新聞に「猛暑少雨 はやすぎる真夏」という見出しがあったが、そんななんとも暑い一日だった。
 
尻無川から大阪ドーム方面を-3(大阪市大正区)
この絵は先日載せた同じアングルを再度大判(F10)に描き直したもの。
実は先日の絵に修正液をこぼしてしまったためだ。ヨットのポストを白くしたいと思って当初はパステルで塗っていた。まあそれでもよかったのだが修正液のホワイトでやってみたどうなるかなあと100円ショップで修正液を買ってきて絵の傍でビンのふたを開けたら間違って絵にこぼれてしまい、どうにもならなくなったからだ。
そんなことで外は暑いし雨は降るし、お気に入りのアングルだしと、もう一度描い直してみようと思い描いたものだ。
現場で暑いなか描いた絵よりも丁寧な絵になったが、勢いのようなものがなくなった。まあ時にこんなのも良いかと思いながら仕上げた。なお白抜きの部分はSさんの個展に行った時教えてもらった方法、カッターで削るという手法をとった。
なかなか面白く、白い絵具を塗る方法よりも白地を生かした感じが良い。この絵ではよくわからにと思うが、水面の小さな白く光った波の分などにはなかなか効果的だ。

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