大丸百貨店ほか 
osaka07

2
006年は大阪の名建築を中心に描いてみようと思う。まずは心斎橋大丸百貨店からスケッチはスタートした。

御堂筋 大丸百貨店(2006.03.08 )
大丸百貨店は1922〜33年に建てられた建築。設計:ヴォーリス設計事務所、施工:竹中工務店の大阪の代表的建築。北隣のそごう百貨店が建替えられ、大丸百貨店もいつまでこのままの姿で残るとは限らない。そんな気持ちもあって描き残しておくことにした。この絵が2006年のスケッチの最初。
「外を見ると明るい陽射し。窓を開けてみると暖かそうだ。よし、今日はスケッチに出かけようと思い立ち、先日メモった大丸百貨店を再度描くことにした。紙は木炭紙。実際の絵はA3サイズくらいの大きさだがスキャナーを使ったので絵の一部、A4サイズの部分を切り取った。
街路樹に少し緑を葉っぱをつけてみたが実際はまだまだ枯れ木である。建物を描くにはこの時期の方がファサードが見やすくてよい。この絵が今年のスケッチのスタートの絵のようなものだ。
でも、これでコタツ絵からさようならと言いたいが、まだまだ寒くなったりするだろうから、今からも時々はコタツ絵を掲載する予定です。」(表紙絵の解説より)
難波ターミナルビル(2006.03..11 )
ユトリロ展のチケットをもらったので、このビルの中にある高島屋百貨店に出かけた。そのとき、歩いていて、も少しでこのアングルから描けなくなるな思った。というのも、丸井のオープンが近いためだ。

梅田 (06.03.15 )
左側が阪急百貨店、中央が富国生命、右側が阪神百貨店。
阪急百貨店は建替え工事が進んでいてもう少しで姿も変わる。阪神はファサードを少し以前(01年)改修したがこれだっていつまでこの姿でわからない。
阪急百貨店は昭和初期(昭和4年竣工)に建てられその後何度か増改築がなされた。今のこの外観は当初のデザインを生かしながら今の姿になっている。外観は多分昭和36年ごろのものでないかと思う。
梅田地区は僕が大阪に来たころの景観はほとんどない。
どんどん変容するのが都市。素晴らしいといえば素晴らしいが、寂しいといえば寂しい。僕にとっては最も親しみのある都心なので暇を見て描き残しておきたいと思っている。

トップページに戻る 次へ