今井町
(奈良県橿原市)(近鉄橿原線八木西口下車)
04.03.14  95年他

今井町は室町時代に寺内町として栄えた環濠都市で、今でも江戸時代の町割と町並みがそのまま残り、江戸時代に迷い込んだ気になる。こんなに面的な広がりをもって残っているところは少ない。93年に伝統的建造物保存地区に指定され、修復が進められ観光地化しつつあるものの、食事をする場所も一、二軒あるがパッとしたものがないためか、観光客も少なく、生活の匂いがする静かな街である。保存という形ではなく、みんな町屋で生活しているところが良い。自動車も道幅に合った小型車ばかり。
この町には何度も行き色々の場所でスケッチをした。しかし、不思議なことに最後は好きな場所、好きなアングルのところにいつも坐っている。
この街に似合った小型自動車と生活の匂いがする電信柱は必ず描き込む。よく電信柱のない風景の方がいいというが電信柱がないと作られた街のような気がしてしまう。また、保存地区でよくみるしゃれた(?)電柱もいただけない。日本の風景には昔からの普通の電柱が似合っている。

何度も描いた場所だが、04年3月14日悠彩会のスケッチ会の時に描く。(アルシュF10)040314

04年3月14日の2枚目のスケッチ。上の絵の反対側を描く(アルシュ F10)

この絵はもう9年近く前の絵です。これが今井町で描いた初めての絵と思う。
また、当時はピグマペンを使って描いていた(F6)

反対側から描いたもの。サインのところに95年と書いてあるところを見るともう9年前だ。ボールペンで描き着色したもの。(F4)

分同じ95年に描いたもの。当時は電信柱があったが今はなく、へんてこりんな街灯がついている。(F4 ボールペン)
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