明日香村 秋 (明日香村)
2017.09.26

細川あたり 明日香村 秋-1
 9月19日に明日香に行ったがその時はまだ稲穂が緑で秋らしい黄色の色になっていなかった。地元の方に聞くと稲刈りは10月中旬とのこと。ただ早く刈りとるところもあるかとも思い9月下旬に行った。
 また、HPを読み返すと、昨年は9月27日に行ったようで「10月5日に大型台風がきて早めの時期に行って明日香の秋を結構たくさん描いていてよかったなぁ〜とつくづく思う。」と書いている。
 この日のスケッチルートは石舞台から県道155号線沿いに細川から上(かむら)まで、そして、冬野川沿いに細川の集落を、その後、稲渕から栢森まで歩き、そして引き返し、稲渕、祝戸を通り石舞台まで帰り、バスに乗って帰るというかなりハードな行程だった。
 上の絵は最初に描いたもので、昨年見つけ感動しながら描いたところとほぼ同じところに座って描いたもの。

細川の棚田 明日香村 秋-2
 細川の橋で描いたあと県道155号線を上ってゆく。棚田が目の前面に広がり、右手には冬野川沿いの細川の集落、遠く上居、祝戸などの集落が見える惚れ惚れとする風景が展開している。幸い空き地があるので椅子を取り出して描いた。

細川の棚田-2 明日香村 秋-3
ここ細川では少し椅子を移動して2枚描いた。この絵の方が少し細川の集落の方をみて描いた。また、この絵の方が地平線を少し下げ空の部分を大きくしている。

細川の棚田-3 明日香村 秋-4

 県道155号線沿いの空き地から細川の棚田を2枚描いたあと県道をさらにのぼり、上(かむら)の集落の方に行き橋の近くで一休みした。上(かむら)でのスケッチはあきらめ夏はホタルが飛ぶという冬野川沿いを下って行き、細川の集落近くで田んぼの中に座って描いた。
 注:ネットで調べると、冬野川は古称を細川と言い、万葉の歌枕。ふさ手折り多武の山霧しげみかも 細川の瀬に波の騒げる 
人麻呂歌集」とある。

栢森-1 明日香村 秋-5
 細川でのスケッチを終え、稲渕の方に行くことにした。稲渕に近づくと車がたくさん駐車していて大勢の案山子見物の人が見える。また、棚田にはあまり好きでない彼岸花が咲き乱れ、案山子が道沿いに並んでいてスケッチをする気分にならない。
 そんなことで道端で地元のお年寄りがジュースなどを売る露店を開いておられるで、栢森までの距離を聞くと石舞台から稲渕までの距離と同じくらいだよと言われる。それじゃあと柏森まで久しぶりに行ってみることにし歩きはじめた。
 しかし、距離はほぼ同じなのかもしれないが上りの坂道で疲れもあって遠い。やっと集落が見えるところにくるとそのあたりの風景がなかなかよい。そんなことで道端に座って描いたのがこの絵。

栢森-2 明日香村 秋-6
 栢森まで来たのはお気に入りの風景をもう一度描きたいなあと思ったからだ。少し疲れていたがとにかくその風景を描こうと思い棚田のそばの道を上って行った。しかし、もっと上の方で描きたかったのだが残念ながらフェンスが張られ行けない。そのためそのフェンスの手前に座って描いた。

栢森-3 明日香村 秋-7
 スケッチをする気力もなくなったので引き返すことにした。西側の山沿いの道を帰る途中ふと集落の方を振り返ると最後にもう1枚と思いはじめ道のそばの空き地から描いてみたのが上の絵。
 帰りは下り道で早足に稲渕まで行き、せっかく来たのだからと思いはじめ稲渕の案山子を見ながら山沿いに祝戸を通り石舞台へ。そしてバスで飛鳥駅まで行き帰宅。よく描きよく歩いた一日だった。
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