明日香2006年秋

甘樫丘より岡寺・阪田方面を望む
この日は3ヶ月に1度の西大寺の眼科に行く日。午前中に終わるので昼から奈良町にでもスケッチに行く予定でいた。西大寺に着いたとき案内板を見ると飛鳥の方にも行けるルートがあることに気付いた。よし!この秋最初の明日香だ!とでかけた。
今年の秋の最初の明日香はやはり村全体を見渡す甘樫の丘からだと思い、甘樫の丘に登った。村を見渡せる場所は展望台のところだけのため、結局去年と同じアングル、岡寺の方面と飛鳥方面を描いてしまった。

甘樫丘から飛鳥村を望む

祝戸展望台から甘樫丘・飛鳥方面を望む
甘樫丘でスケッチしていたら、管理で巡回している人から祝戸の展望台からの展望もいいですよ、あそこから描いて絵をあまりみないので描かれたらいかがですかと勧められた。そうなるといってみたくなり翌々日出かけた。
石舞台のところから飛鳥川を渡った右手の近道と書いてある表示を登ることにした。しかし、急な坂で息切れはするし足はがたがた、結局は近道ではなく、展望台に着いたら一休み。
展望台というほど開けた感じはないがとにかく描くことにした。
手前左側が橘寺、その上が甘樫丘。その上の山が耳成山だ。甘樫丘から水平に伸びているのが飛鳥寺のある飛鳥。

稲渕の棚田
祝戸展望台でスケッチしたあと稲渕の方に降りていった。稲渕の集落まで行こうと思ったが、棚田の風景が素晴らしいのでここで1枚描くことにした。
まだ彼岸花が咲いているのでたくさんの老人素人カメラマンだ。もちろんこの絵のアングルにも彼岸花が見えるが、描き込むことはしていない。彼岸花があまり好きでないこともあるが、畦道に赤い色を添えるって絵としてはすごく勇気がいることだ。
帰り道、棚田を水彩で描いている集団に出会った。その中の一人は全体を水彩で描き彼岸花をパステルの赤で描いている。そうか!彼岸花がテーマなのだ。僕にはその勇気はない。
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