明日香の秋-1
10.09.27
 
甘樫丘より-1
彩会の終了翌日、高島屋で開かれている安野光雅さんの「奈良展」をみに行った。新聞や印刷物で見ていたときはさほどいいとは思わなかったが、原画をみると実にすばらしい色合いにやっぱりすごいと思った。いくつもの明日香を描いたものが展示されていて、ついつい明日香に行ってみたくなって出かけた。
久しぶりに甘樫丘に登ってスケッチすることにした。登って眺めると周辺の木々が成長し眼下の風景が見えづらくなっている。一番開けた西の方を描いて見ようと思い描いたのがこの絵。

 
甘樫丘より-2
2枚目は東側、多武峰山系を背景にした飛鳥寺のある飛鳥集落の方を描くことにした。このアングルは何度も描いたことがある好きなアングルだが、こちらも手前の樹木が大きくなりすぎてだんだん見えづらくなっている。このままだと数年もすればこのアングルも見えなくなってしまうんじゃあないかと思ったりした。
 
橘寺
黄色く色づいた稲穂を眺めていると、その中に入って描きたくなった。甘樫丘を降り、飛鳥寺の西側の稲穂に囲まれた道をあるく。歩いているうちに橘寺が見えるところまできてしまった。橘寺は一度描いたことがあるだけなのでちょっと描いてみようかと柿畑のところに座って描いたのがこの絵。
 
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