明日香 09年春
090415、0417

阪田
4月15日、今年初めて明日香を訪れた。いつものように天王寺8:50→橿原神宮前9:29、バスで石舞台まで行く。この日は朝は曇り、昼から晴れという天気予報だった。
何度も明日香には行っていてマンネリになってしまいそうだが、詰碁で「正しい手は打ちたいと思った手の隣にある」という格言(?)があるように、風景画を描く場合も、描きたいと思った所の隣に絵になる風景が発見できるものだと、何となく確信めいたものを持って出かけた。
確かにこの格言に従っていくつかスケッチポイントを探しあてたが、この日は緑の使い方で完全に失敗した。そんなことでくやしくて、翌々日の17日にも再度行き、反省を加えながら描いたのだが・・・ほんとに緑は難しい。
この絵は何度も訪れたことのある坂田。今回は少し上の位置から描いてみた。この絵はまだ緑がなんとか描けた方かもしれない。

阪田-2
下の2枚の絵は15日に阪田で上の絵の前に描いたものだ。下の絵はキラキラと光る新緑を描いてみようと思って描いたのだが失敗。失敗の原因は緑系の絵具をそのまま使ったために深みのない緑になり、いやになってしまった。
そんなこともあって、鉛筆だけで小さな絵を描いてみようと、もう一つの道から阪田の集落を見上げる位置から描いたのが上の絵だ。あとから登場するが、17日にも、もう1枚同じところを描いた。

阪田より稲渕棚田方面を描く


阪田より祝戸方面を描く

岡寺への道
下の絵は15日に描いたSMサイズのもの。最後に岡寺の近くにいったのだが、ふと下の家並みを見るとなかなかよいので道路沿いは危険なので道路の上の畑に上って描いた。
17日は岡寺でバスを降り、最初に同じ場所から描いた。15日の反省もあて、緑色はひかえた表現にしたがやっぱり難しい。

4月15日に描いたSMサイズの絵

岡寺への道の傍のお墓のところから橘寺方面を描く

17日、岡寺を描いたあと、再度阪田の方に来て再挑戦することにした。今回は都塚古墳の辺りから東の山の方を描いていみることにした。
先日よりは少しはましな新緑が表現できたような気もし、少し落ちついた気分になる。
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