明日香 07夏-1 岡寺・栢森
(07.07.05)

岡寺辺りより
梅雨の合間、天気予報を見ると、今日は晴れということでスケッチに行くことにした。どこに行こうかと思って思案したが思いつかずまたまた明日香に行くことにした。
先日、石舞台に行った帰り道、岡寺からバスに乗って帰ったが、そのとき次はこの辺りの家並みを描こうと思っていたので岡戎前でバスを降り、観光会館の方に歩いていくと、声をかける人がいる。
Kさんだ。kさんもこの辺りで描こうと思っておられたとのこと。kさんもしばしば来られているとはいえ、ばったり出合ったのには驚いた。
僕はまず岡寺に行く道から鳥瞰しようと思って登っていった。自動車道から見ると甘樫の丘の方角が見えるのでまずはここから描いたのがこの絵。


飛鳥藍染織館
岡寺のバス停のある辺りは古い町並みが残っているところだ。先日来たとき次回はこの辺りを描こうと思っていた。kさんは南側から町並みを描いておられたが、僕はこの藍染織館を正面から描くことにした。
古い建物で天保年間(1830〜1844)に建てられた大和造りの町家を改装したものとのことだ。
この藍染織館では食事や喫茶もできる。僕も時々コーヒーとイモで作られたお菓子(キンツバ)を食べてバス待ちをすることかある建物だ。右手のところがそのイモ菓子を焼く場所、その奥が喫茶になっている。結構おいしいので明日香に行かれたときは是非。
写真ではこの幅は撮れないだろう思いながら描く。すぐ近くに観光会館があり、この辺りha
中心という感じだ。

栢森
飛鳥藍染織館のスケッチを終えたあと、kさんの車で久しぶりに栢森へ行く。
多分03年の秋だったと思うが、そのときもkさんの車で稲渕からこちらに来た。その絵は僕のお気に入りの絵だ。そのときとほぼ同じ場所に座り、眺めると、なんだか久しぶりに恋人に出会ったような気分になる。その時の黄色くなった稲穂とは違い、青々と若々しい。それ以外は、まったくと言ってよいほど、変らない風景だ。
kさんと並んで描いた後、集落を少しぶらついたが、絵になる風景がいくつもあるので秋に再訪したいものだ。
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