明日香 07秋
07.10.05

豊浦
この秋はじめての明日香だ。まだ稲穂は刈られておらず黄色の稲穂が美しい。
二人の方に絵のアドバイスをしているが、いつも建物が中心の家並になるので、その日は甘樫丘から自由にのびのびと描いてもらおうというのがテーマで来た。その前に僕のお気に入りのアングルを描いてもらうことにしたのがこの場所。
2人と並んで描きながら、描いておられるのを見ながらアドバイスする。こういう経験がないので戸惑う。ただ、いつもは何の理屈もなく思いのままに描いているのだが、教えるとなると少し理論的に説明する必要がある。ものの見方とか構成とか明暗のつけ方とか、自分の描き方を説明するようになるので、自分自身の頭の中が整理されるという点では、結構自分自身のためにもなっているような気もする。

甘樫丘より
今年の秋はじめての甘樫丘から見る稲穂の美しさだ。いつもは東側の飛鳥の集落を入れて描くが、集落を描くとなるとその部分に神経が集中して山や田んぼが従になってしまう。ということで、今回はのびのびと自然の風景をということで、少し南側の石舞台、阪田の辺りを中心に描いてもらうことにし、僕を一緒に描いたのがこの絵。
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