八坂の塔 (kyoto0821)
08.10.25,28

ヨーロッパに行くと、どのまちにもまちの中心部に教会があり塔が見える。街のランドマークの役割を果たしている。日本の場合多くの寺や塔は山の近くやまちはずれにありまちなかには少ない。
八坂の塔は珍しく東山界隈の中心のようなところにあり、歩いているとふとそこに塔が見え、ランドマークの役割を果たしている。
今までいくつかの方角から描いたが、もう一度八坂の塔をテーマにいくつかのアングルから描いてみようと思い出かけた。この日は5ヶ所から描いたがこのアングルは東大路通から曲がったところから最初に描いたもの。何度か描いたことがあるが今回は少し遠くから描いてみた。


もう少し近づいて描いてみることにした。塔を左端に配してみた。この絵は立って描いたこともありなんとも雑な絵になってしまった。
描いていたらご婦人と娘さんが話しかけてこられた。雑談をしていたら、交野市にお住まいで、Kさんが連載中の市報の表紙絵に載ったとか。こんなこともあるもんだと思ったりした。

ここは二年坂の傍。道が曲がっていて、しかも、下り坂の向こうに八坂の塔が見える。絵にしようとすると結構難しいところだ。そんなことで今まで描いたことがない。しかし、この傍に僕と同じ名字の看板があり、一度は記念に描いておかないといけないなと思っていたところでもある。

その後二年坂を通って東に坂道を上ってみることにした。京料理の土井があり、龍馬坂と呼ばれる道から眺めると八坂の塔がよく見え、市街地も西山も見える。
なかなかよい眺めだ。今まで見つけなかったのが不思議なような気がしてきた。正面の下の道を観光客がたくさん通っているがこの道を登ってくる人はいない。ゆったりをした気分で描ける。
この日はF5サイズのものに描いたが次は大判に描いてみようと思い次の場所に移動した。

龍馬坂から俯瞰を描くと他にそれ以上のところはなさそうだ。龍馬坂をさらに登ってみたが見えないし、思いつくところがない。そんなことで、高台寺のところに戻り、駐車場の西側から描いてみたのがこの絵。
も少し紅葉すれば良さそうで再チャレンジの時にともう一度と思いながら描いた。
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