同志社大学 今出川キャンパス

08.06.04

●クラーク記念館
大阪の雑踏を描くのも少し飽きたし、この日は晴れているので、京都に行くことにした。先日の続きで烏丸から三条通あたりを描こうと思ってでかけた。電車に乗っていると携帯電話がなり、kさんから同志社大を描きに行くので来ませんかとの誘いの電話だ。
烏丸で地下鉄に乗換え地下鉄今出川で降りればそこが同志社大だ。南側に京都御所、北側に相国寺がある。
キャンパスの建物は赤レンガで統一され、なかなか美しい。
先に描かれていたkさんとおなじところから同じ建物を描くことにした。この建物はクラーク記念館と呼ばれ、5年かけた修復工事が完了し、お披露目した建物とのことだ。
キャンパスでは若者とは違う何人もの人がスケッチしている。大阪では中央公会堂に行けばスケッチしている人に出会うように、ここは京都でのそんなスケッチポイントの一つなのかもしれない。

●礼拝堂
kさんが描いておられる間にもう1枚このチャペルをスケッチすることにした。
クラーク記念館と同様に重要文化財で、同志社大学のHPには次のように書いてある。
D.C.グリーンが設計し、1886(明治19)年に竣工したアメリカン・ゴシック調の鉄板葺き煉瓦造りの建物です。アメリカン・ボードの寄付によって建築されました。日本におけるプロテスタント派の煉瓦造りの礼拝堂としては現存する最古のものです。同志社の歴史とキリスト教精神を象徴する建物です。

その後同志社大の東隣の女子大の方に行く。初めて見る建物で御所側からみるとあまりにシンメトリーでシンプルな建物で描くのに抵抗があった。そこでその西側にあった塔状の建物・啓明館を描き始めたのだが手前の建物との関係でうまく描けない。そこであきらめて、kさんの描かれている傍でこの建物を描いた。
武田吾一の設計で昭和7年竣工の建物とのこと。描いていると授業が終わったのかたくさんの女子中学生や学生が手前の門から出てくる。一人では描くには勇気のいる場所だ。その後、kさんと出町柳の近くの中華料理屋で一杯飲みながら雑談して帰る。
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