祗園 巽橋付近(京都市東山区)
06.03.12 kyoto0605

友人が京都水彩画展に出展されているということでkさんと待ち合わせて出かけた。この絵はKさんと並んで描いたもの。
ないしょばなしにこんなことを書いていたので載せておく。

●4123 絵いろいろ-3
今の表紙絵は京都・祗園巽橋付近の絵でKさんと並んで描いたもの。
kさんの絵を了解を得て掲載しているので比較してみてください。
いずれも、絵の大きさもほぼ同じで、鉛筆を用い、その線を生かし、透明水彩で着色した絵だ。
描いている場所も1mも離れていない、ほぼ同じ場所だ。
でもできあったものはかなり違う雰囲気になっている。
違いはkさんの紙は表面がつるつるしたアルシュの極細で、僕のはザラザラした木炭紙。
極細の紙は鉛筆で描くとシャープな線になるが、木炭紙(荒目も同じ)はザラザラした荒い感じの線になる。
絵を描く時間もこのときはほぼ2倍違う。
ということは線を引くスピードも違う。だから結果的にkさんの絵は丁寧で、僕の絵は雑(ラフ)な感じになる。
全体の構図を見てもらいたい。
同じ位置から描いたにもかかわらず、kさんの絵は路地にのめりこんだように描いてある。一方、僕の方はkさんよりは広角というか遠くから描いた感じになっている。
僕の場合は安定感というか、落ち着いた感じの絵にしたいという気持があるために水平線を強調したり、対象から離れた位置から描いた感じの絵が多い。そのためダイナミックな感じはない。
まだまだ色々違いはあるが、それが各々の個性というか感性である。(06年3月12日)

京都祗園巽橋 (06.03.09 木炭紙 F8)

同じ絵をズームしてみた。
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