イスタンブール スケッチ走り描き帳-2 (1998.04.25〜05.02) |
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049 Yeni Camii(イエニ・モスク)を描く-6 4月29日には星印が2つついているのこのモスクを2枚描いている。 上の絵はその時撮った写真を見ながら最近小さな紙に描いたもの。 |
050 4月29日のルートとスケッチポイント この日はKJ君とは別行動でPM1時にDOYDOYで会うことにした。 |
051 シュレイマニエ・モスク ガラタ橋近くのイエニ・モスクで2枚描いたあとこのこのシェレイマニ・モスクを描く。 |
052 シルケシ駅 日にちが後戻りするが27日に描いたオリエント急行の終着駅で知られるシルケシ駅をスケッチしたものが見つかったので載せておく。 |
053 エジプシャン・バザール イエニ・モスクの傍にあるエジプシャン・バザール。中に入ると香辛料の匂いでいっぱい。こういうところにくると店員は片言の日本語が上手い。 |
054 Yeni Camii(イエニ・モスク) この日イエニ・モスクを2枚描いたが、もう1枚が出てきたので載せておく。 |
055 安野光雅さんが描いたイスタンブール |
左の絵は安野光雅さんが週刊朝日に連載していたものをまとめた「ヨーロッパの街から村へ」の画集に載っている『モスクの前の雑踏』という絵だ。よくわからないがイエニ・モスクを僕の絵の右手から描いたのではないかと推測している。 その中の解説文にこんなことが書かれている。 「イスタンブールの大きなモスク前の広場。この町には不景気という言葉はないと思う。 とにかく、わたしの知るかぎりでは世界一の雑踏である。何の目的で歩いているのかわからない人をかき分けて、ものすごく重そうな荷物を背負っていく男がいる。(略)・・・境内にたむろする善男善女もいれば、見物客もいて、それらの客を目当ての物売り出る。・・・・。 みんな動くお店で、雑踏はいつ果てるともしれず、絵を描けば人が群がり、絵なんか描いている場合ではないことになる」、と書いている。 その画集では唯一鉛筆描きで着色されていない絵だ。多分色を付けない方がその時の気分が判るのではなっかと安野さんは思ったんで着色しなかったんじゃないかと思ったりした。 |
056 ブルーモスク シュレイマニエ・モスクを描いたあとグランドバザールの中を通ってKJ君と待合せているDOYDOYに行く。グランドバザールの中で方向が判らなくなって若女に聞きながら行く。 DoyDoyで昼食のあと、初日に小雨で着色できなかったNO。001の絵・ブルーモスクを1時間かけて着色、そして外からもう1枚描いたのがこの絵。 |
057 行程メモ このメモはシナン設計のソクルル・メフメットパシャ・モスクを描いたあとの通り道からメモスケッチしたものに、その日の行程をメモったもの。 |
058 ソクルル・メフメットパシャ・モスク 「イスタンブール歴史散歩(新潮社)」にシュレイマニエ・モスクを設計したシナンの傑作のモスクがあるという言葉で出かけてみた。 左手にあるような水洗いがある広場に囲まれてモスクがある。また、回教コーランの学校として使われているようで子どもたちが勉強をしている。休憩になると絵を描いているのがうれしいようで集まってきてパレットを洗ってくれる。 先生らしき男たちは何となく町の中で出会う陽気な男たちとは違う感じがし少し警戒心をもった。 右の2枚の写真は彼らに売りつけられたこのモスクの写真だ。また、彼が書いてくれたメモを見ると1571年に建ったモスクようだ。 |
059 ソクルル・メフメットパシャ・モスクの写真 |
060 ソクルル・メフメットパシャ・モスク傍の民家(4/30) モスクばかり描いてきたのがやっと街の風景に目がいくようになったようだ。 この絵はソクルル・メフメットパシャ・モスクを出たすぐ傍の民家だ。なぜか窓から顔を出す若女が何人もいる、また、モスクの男が2人、僕の方をじっと見ている。ただ見ているだけなんだろうが、ひとりで描いているとふと不安になるもので、ちょっと警戒心を持ちながら描いていた記憶がある。 注(このモスク傍の民家は絵は29日に描いたものと思っていたがメモをみると、30日に最初に描いたようだ。右の絵は29日の夕食) |
061 29日の夕食 ブルーモスクの前でチャイを飲んだ後ホテルへ。19:30に待合せて夕食に行く。KJ君にひげを描き込んでいる。また、右下の若女はドイツ系のなかなかの美女と書いている。 5月1日には帰国ということであと1日がスケッチ日ということになった。 |
062 ホテルの部屋で 滞在も残り2日だけとなるとホテルの部屋のプランを描いておく気になってくる。 寝そべってテレビに映るサッカーを見ながら部屋の様子を描いたもの。KJ君は隣の部屋だ。 |
063 ホテルの部屋平面図 上の宿泊した部屋のプラン(213号室)を見ると寸法が書かれていない。どうも当時はまだメジャーは持って行かなかったようだ。 メモによると、99室、4ツ星ホテルで1泊7500円(ツイン)とある。 |
064 朝食のメニュー 朝食はバイキングで、毎日同じだ。どうもKJ君と僕では食べるものが違うようでメモされている。 |
065 朝食の風景 上の団体は中国系の団体のようだ。下は老夫婦。 |
066 ホテルの窓から 小さなホテルの窓から外の風景を描いている。左は初日、右は30日の朝に描いたもの。 本来はホテルの外からホテルの外観を描くべきだと思うのだがなぜかその後の旅でもまったく描いていないから不思議だ。 |
067 4月30日のルートとスケッチ場所 モスクを描くは飽きたようで街の風景でも描こうということで海側まで坂を下りて描いたようだ。 |
068 旧市街地 建物を物干しに 旅も終わりになってやっとモスクを描くことから少し解放されたようで、二人で旧市街地をスケッチすることにした。 旧市街地だけあって建物も面白い。この絵を描いた時撮った写真を見るとゴミは散らばっていてこの絵以上に汚い。 |
069 旧市街地の街並み この絵も洗濯物が干されていた近くの路地、看板にはペンションと書かれてある。 |
070 朝市 朝市といえば広場で開かれるものだろうが、ここは道幅全体を使って開かれている。テントは両サイドの建物を利用してる。だから僕も道の真ん中に座ってのスケッチだ。 スケッチしてると店の人がのこのこと歩いてきて覗き込む。 |
071 KUMKAPI駅近くで昼食 KUMKAPI駅の近くでの昼食をとったとき食べたもの。 昼食のときテラスから1枚描いたと書いているがどの絵だったのかわからない。 |
072 坂道 この絵がレストランから描いたものかとも思うが不明だ。とにかく載せておく。 |
073 子ども大集団に囲まれた階段状の街並み この時のメモには2人が描いていると子どもたちがたくさん集まってきて芝生の中に入り込み、警察官が来て違うところで描けというようなことを言っていた、とある。また、少し違ったアングルになったが少し移動して描いたようだ。 結構長いあいだ街の中でスケッチしているが、子どもたちが押し寄せ警官がでてきたという経験はこの時だけだ。 |
074 街の様子 多分、073の絵の近くの風景をメモったものと思う。 |
075 釣りをしている人たち-1 海辺の公園で休憩をする。たくさんの男たちが釣りをしている。背後は新市街地、高い塔がガラタ塔だ。 この絵は夕日が少し大げさで、写真を見ると少し夕日に染まっている程度のようだ。 |
076 釣りをしている人たち-2 このメモスケッチもその時描いたもの。メモによるとサヨリを針で引っかけている。エサなしで釣るというより引っかけていると書いている。 |
077 釣りをしている人たち-3 大きな船が停泊している。遠く左手にシュレイマニエ・モスク、右手にガラタ塔が見える。 |
078 酒好き男たちが集まる店で-1 疲れたのでビールでもと、ガイドブックで見つけたシルケシ駅近くのイスタンブールの酒好きの庶民たちが集まる居酒屋「CAR」を探し、行ってみた。 2階にあがるとまだ早い時間帯なのに男たちが一杯飲んでいる。上った途端に上の絵の左の男が「Painter!」と。どうもアヤ・ソフィアかブルーモスクで描いているのを見たのだろう。 |
079 酒好き男たちが集まる店で-2 飲んでいるのはラクという水を入れると白く濁る酒だ。その後知ったのだが、フランスではパスティス、ギリシャではウゾーというものと同じもののようだ。 何をしている男たちかわからないが、家庭で働く女、街でぶらつく男たちの街、イスタンブールという感じだ。 |
080 夕陽の イエニィ・ジャミィ 「イスタンブールの夕陽を見るためにガラタ橋の近くで待ったが、(この絵の右手に描き込んだように)北の方に沈みイエニィ・ジャミィには落ちない。残念!」と、また、「この日初めて7枚描き、この旅で全部で26描いた。スペインに行った時の半分程度の枚数。、ジャミィ(モスク)は複雑で1枚1時間かかる」と旅の最後のような言葉が書かれている。明日夕方にはイスタンブールともお別れだ。 |
081 最後の晩餐−1 28日に行ったホテルの近くのレストランで最後の夕食となる。イスタンブールの食べ物は安くて結構美味いといういう印象だ。 |
082 最後の晩餐−2 |
083 最後の晩餐−3 店長と店員 この店のカウンターには世界のお金がおいてある。すごくゼロの並んだ国のお札もある。1,000,000,000で小銭・・・、 |
084 店の男が描いてくれた地図 ホテルの隣でいつもミネラルウォーター買っていた店の男がこの地図もその他もみんな描いたものなんです。 何のためらいもなくすらすらとこの地図を描いたんですよ! すごい!上手い!と大感激だ。 |
085 イスタンブールとお別れ 5月1日はホテルを13:00スタートで空港へ行く予定で、午前中はグランド・バザールでも覗こうという計画にした。 |
086 Laloli Camii-1 ホテルの近くにあるLaloliCamiiというモスクを1枚描いたようだ。 |
087 Laloli Camii-2 扉が開いたので中に入ってメモスケッチしたもの。 |
088 BEYAZIT Camii 上の絵とイスタンブール大学の前にあったモスク。描いていたらじっと見ていた若者が教えて書いたモスクの名前はBEYAIZCamii。 |
089 イスタンブール大学 イスタンブール大学の正面。ここに来ると若い男女をよく見かける。 |
090 大学前で 上の絵のように大学の周辺には警官がたくさんいて装甲車がいる。29日にもいたので、何か学生の政治的な活動への警戒なのかと思ったりした。 また、広場にはパン売りや何かわからないが売っている人たちがいる。 |
091 BEYAZIT前の広場で この男はKJ君になにか話しかけている。 |
092 パン売りおばさんがいる 大学とモスクの間の広場でメモスケッチ |
093 有料トイレの中とグランドバザールの中で 有料トイレの値段は50,000TL≒25円。メモによると「小便器の高さが高すぎてこれじゃあ子どもは無理、あまり大きくないトルコ人はどこで小便するうだろう」、などとつまらないことを書いている。また下の男はみやげ店の店員がお土産を包んでいる様子など描いている。「何でも描く」、って感じが出ているので載せておく。 それにしても有料トイレの中を描いたのはこれが始めてで終わりだ。 |
094 ホテルからタクシーで空港へ ホテルを13:00にスタート |
095 空港で軽い昼食 |
096 空港での軽い昼食 |
097 空港で |
098 空港待合室で |
099 空港待合室で |
100 飛行機の窓からイスタンブールを俯瞰 |
101 夕食の機内食 |
102 朝食の機内食 |
タクシーで空港へ。昼食中に、待合室でスケッチ。そして、退屈な飛行機内での機内食や機内の様子を描いたりしてこのスケッチの旅は終わった。 No.100の絵は飛行機から見たイスタンブール。人口760万人、街の郊外も屋根は赤で統一されている。海にはとにかく船が多い。 これでこの暑い夏のシリーズは終わりです。(2014.09.3記) |
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