三国湊  福井県坂井市
090406 tyuubu03

●みくに龍翔館
近江八幡ではまだ数枚描いたが載せるべきものがないので先を急ぐ。
近江八幡16:33→敦賀17:49→福井18:49駅前から徒歩12分ほどのところにあるビジネスホテルに泊まり、翌日、えちぜん鉄道で福井から50分程度の三国へ行く。ガイドマップにまずは丘の上の龍翔館からスタートするのがよいと書いてあったので小学校と高校の傍にある龍翔館に行く。小学校は入学式のようだ。また、高校では野球部が練習中だ。
この建物は明治時代にオランダ人が設計した龍翔小学校の外装を模して建てられた郷土資料館とのこと。せっかく上ってきたのだからと記念写真という気持ちで描いておくことにした。

●九頭竜川
その後。三国の街を少しぶらつき、まずは川の方に出てみようと思い堤防の外に出てみた。暖かい日差しの中、逆光で街並みのシルエットがなんとも美しい。早速大判を取り出して1枚描いてみた。左手が三国の街並みで港橋を渡り右手は汐見公園と位置関係になる。

きたまえ通
三国駅の辺りは北本町、南本町という地名になっていて本町という地名はなさそうだ。九頭竜川を描いたあと万年筆を使って数枚描いたが何だかつまらない絵ばかりになった。そんなことで、鉛筆を取り出して、強弱もつけず、形も気にせず鉛筆をごろごろ転がすのがなんとも気持ちよい。そんな絵を何枚か紹介します。
三国は江戸から明治にかけて北前船の寄港地として栄えたところで花街は芝居小屋や宿屋などでにぎわい旧森田銀行本店などの洋館も建っている。また、かって栄えたことを偲ばせるお寺がたくさんある。
この絵の左手の高い建物は三国祭りの山車を納める蔵で町の中にいくつか建っている。

きたまえ通
左手の旅館はもともと廻漕業だったところが明治に旅籠屋になったとある。三国の特徴でもあるかぐら建てと呼ばれる建築様式の建物だ。川沿いの町は川の流れの影響から道も少し曲がっていて変化のある街並みが多い。三国も九頭竜川があり、また、小高い丘があるために街並みに変化があり、描いていて楽しい。

上八丁通
食事の場所がわからないので地元の方に蕎麦屋を教えてもらったが2軒とも月曜日のためにお休み。結局、トンネルを抜けたところにあるショッピングセンターの中で昼食。結構時間をとったがまた引き返して描いた。
少し坂になっていてその向こうの低いところにお寺がある構図が気に入って描いたのがこの絵。

三国港
スケッチの途中で消しゴムをなくしたようで予備もない。文房具屋さんがあるかと尋ねると、近くにちゃんとある。しかも2軒もある。どうも文房具屋さんは地方の方が多いんじゃないかなと思ったりする。
とにかく三国港まで街中を通って歩いていく。港に出てみると荷物を持ち上げるための施設のようなものが見え船が停泊している。こういう広がりのある風景は大判に描いた方が良さそうなので大判に描いてみた。

三国港駅付近
福井へは1時間に2便。少し時間があったので駅の近くをぶらつき1枚描いた。その後福井に行き、福井から敦賀、敦賀から新大阪と乗り継ぎ帰った。
実は疲れたのか、その後風邪気味で絵を描く意欲が薄れ、18キップを1回残して終えることになっていまった。今年は18切符以外にも割安なチケットがありそうなので遠出もできそうなので無理をしないことにした。
作品リストへ 次へ